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【検察側の冒陳(10)】「面倒みてもらわないと困る」緒方被告が取り分要求 (2/3ページ)
満井被告は、緒方被告から詐取金の分配を要求されたことから、25日ごろ、詐取金の緒方被告への分配金1億円を、医療電子科学研究所の緒方被告からの借入金の返済であるかのように装って送金するため、医療電子科学研究所管理部の経理担当従業員に、緒方被告からの短期借入金合計額を、詐取金の緒方被告への分配金と同額の1億円であると仮装する不正な帳簿操作を行わせた。具体的には、医療電子科学研究所の総勘定元帳上、同日時点での医療電子科学研究所の緒方被告からの短期借入金残高として計6200万円が計上されていたことから、医療電子科学研究所の満井被告からの短期借入金として計上されていた計4300万円のうち500万円だけを残し、それ以外の計3800万円を緒方被告からの短期借入金に振り替えて、緒方被告からの短期借入金の額が1億円であるかのように仮装したものであった。
満井被告は同日にあたる4月25日ごろ、緒方被告に対し、「先日お話しした緒方先生への報酬1億円の支払いについてですが、医療電子科学研究所のほうは緒方先生からの借入金が1億円あるというように処理するとともに、これを全額返済したという形で帳簿上の処理をしておりますので、緒方先生もそのような話で理解しておいてください」などと言って、詐取金の緒方被告への分配金1億円を、医療電子科学研究所の緒方被告からの借入金の返済と仮装して振込送金するため、不正な帳簿操作を行ったことを告げるとともに、1億円については、7000万円と3000万円の2回に分けて医療電子科学研究所名義の口座から緒方被告名義の口座に振込送金することを伝えた。これに対し、緒方被告は、「分かりました。こちらもそのように理解しておきます」などと答えて了承した。
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