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【検察側の冒陳(4)】緒方被告「ギャラがないと踏み出せないよね」 (2/3ページ)
そこで満井被告は、趙常任委員に「私が買いましょう。私は中国や韓国で運用しているお金が数百億円ぐらいあるので、それを日本に回して朝鮮中央会館の土地建物を買えばいい」などとうそを言った。
・満井被告は同月下旬、商社社長に対し、土地建物の購入資金の提供を打診してみたが、社長は土地建物が総連の所有物件であることを理由に資金提供を強く拒否した。
・しかし満井被告は同月29日ごろ、総連側の代理人を務める東京都中央区の土屋公献弁護士の事務所で、許責任副議長、趙常任委員、土屋弁護士に対し、自分が支配しているファンドの資金で土地建物を買うとうそを言い、3人を信じ込ませた。
〈2人が購入資金を出す投資家が見つからなくても、所有権登記を先に移転することをもくろんだこと〉
・満井被告は総連から土地建物の買い取りの依頼を受け、このもうけ話を逃さないためには、あたかも自分が支配する投資家グループが実在し、購入資金の出資に向けた交渉などを行っているかのように装って、総連側との売買交渉を引き延ばそうと考えた。
その一方、実際に投資家を募り、それが難航した場合には、売買代金の支払いより先に土地建物の所有権登記を朝鮮総連とは無関係の受け皿会社に移転させ、受け皿会社が所有する資産への投資案件として扱えば投資家を募りやすくなると考えた。
満井被告は投資家を募って資金を集めれば、売買代金を総連側に支払い、土地建物を受け皿会社でそのまま所有でき、転売して多額の利益などを得られるだろうし、総連に買い戻されたとしても、買い戻し時のプレミアム分などの利益が得られるだろう、などともくろんだ。
さらに、この計画を実行するためには、元検事長として対外的な信頼度が抜群に高い緒方被告が受け皿会社の代理人に就けば、その信用で総連側を信用させることができるし、投資家を募るに当たっても投資を集めやすいなどと考えた。


