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【検察側の冒陳(1)】事業と金銭で「弁護士と依頼人」の関係を超越 (1/5ページ)
このニュースのトピックス:法廷ライブ「朝鮮総連事件」
●身上、経歴など
〈緒方重威被告〉
緒方重威被告は昭和35年4月に検事に任官した。その後、検事として勤務し、平成5年7月に公安調査庁長官、7年7月に仙台高検検事長、8年6月に広島高検検事長に就任した。9年6月に退官した後は、弁護士となり現在に至っている。
〈満井忠男被告〉
満井忠男被告は昭和35年ごろから不動産取引に携わり、40年11月ごろ、不動産の売買、仲介斡旋(あっせん)などを目的とする三正を設立して代表取締役に就任し、地上げ・再開発事業などを行っていたが、いわゆるバブル景気崩壊後、三正とその関連会社の経営が悪化し、平成16年9月に三正が、同年11月には満井被告が、それぞれ破産宣告を受けた。その後、満井被告は、18年5月に三正の関連会社で、不動産の売買や仲介斡旋などを目的とする会社の商号を別会社に変更して代表取締役に就任し、不動産取引に関与しては仲介手数料や転売利益を得るなどしていた。
●犯行の背景に、2人の事業面や金銭面における強固な結びつきがあったことなど
〈2人が知り合ったきっかけなど〉
緒方被告は退官後、ある贈収賄事件の弁護人を引き受けたが、同事件の弁護を緒方被告に依頼したのが、武道関係団体役員などの肩書を自称する男性であった。
そして、平成10年ごろ、2人は団体役員の紹介で、緒方被告が満井被告の弁護人を務めたことがきっかけで知り合い、満井被告の費用負担で一緒に海外旅行に行くなどして、親密に付き合い始めた。


