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【緒方被告側の冒陳(10)完】「違法な取り調べで自白」 (4/7ページ)

2008.5.14 20:04
このニュースのトピックス特捜部
朝鮮総連本部偽装売買事件で東京地裁に入る元公安調査庁長官の緒方重威被告=5月14日午後0時56分、東京地裁(大西正純撮影)朝鮮総連本部偽装売買事件で東京地裁に入る元公安調査庁長官の緒方重威被告=5月14日午後0時56分、東京地裁(大西正純撮影)

 同日午後から夕方にかけての取り調べで、D検事は「満井被告は全部自白している。すべてを自供して謝罪し、1日も早く公判を終わらせ社会復帰することが最良の方法でしょう」などと強く言い含めた。満井被告の全面自白の状況を具体的に述べたため、緒方被告は満井被告が虚偽の自白をしている以上、自分が事実を述べ否認していても、C検事が執拗に述べていたように、家族との関係も崩壊させられ、いわゆる国策捜査の下に検察官が一方的に作り上げた証拠によって有罪、実刑とされ身柄拘束のまま人生を終わると極度に絶望し、虚偽自白調書の作成に応じることとした。

 その結果、同日午後7時半ごろから午後8時45分ごろまでの間に1通、同日午後10時ごろから午後0時ごろまでの問に1通、検察が想定しているストーリーや一方的な決め付けに基づいて、緒方被告から具体的な供述を求めないまま供述調書が作成され、緒方被告は絶望感の中、任意に取り調べに応じられる状態にないまま署名、指印した。

 8月6日午前中、弁護人と接見した緒方被告は、満井被告が自白していないと聞き、「検事にだまされた」といったんは思ったが、同日午後から夕方にかけての取り調べの際、D検事から前日同様、「満井被告は全面自白している」と強く言い含められ、「やはり満井被告は全面自白している」と思い、前日と同様の心境に陥った。

 D検事は同日午後7時ごろから午後9時半ごろまでの取り調べの際、検察が想定しているストーリーや一方的な決め付けに基づいて、緒方被告から具体的な供述を得ないまま供述調書を作成し、緒方被告は絶望感に駆られ、任意に取り調べに応じられる状態にないまま署名、指印した。

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朝鮮総連本部偽装売買事件で東京地裁に入る元公安調査庁長官の緒方重威被告=5月14日午後0時56分、東京地裁(大西正純撮影)
元不動産会社社長の満井忠男被告
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