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【緒方被告側の冒陳(7)】「満井被告は総連資金の受領を言わず」 (4/5ページ)
緒方被告の逮捕・勾留後、2人の弁護士が弁護人となった。
7月初旬ごろ、緒方被告は特捜部所属のA検事から、満井被告あるいは医療電子から緒方被告の口座にきた金が総連からの金で、それを緒方被告が知っていることを前提に追及されており、接見に来た弁護士に対し、取り調べ内容を告げ、総連の金という認識がないので、満井被告あるいは医療電子からそれぞれ入金した時期が、満井被告が総連から4億8400万円を受領した時期より遅いのかどうか、分からないので調べてほしいと懇願する状態だった。
7月上旬、総連の趙委員の要請を受けた満井被告の代理人の弁護士から緒方被告の弁護士あてに、満井被告が緒方被告に渡した合計1億円を総連に返してもらえないかという連絡が何回か入り、緒方被告の弁護士は「緒方の認識では総連からの金であるかどうか分からない。もう少し待ってくれないか」と応答した。
その後も、満井被告から緒方被告が預かった1億円が、もともと、総連からの金であることを前提にしたうえでの取り調べが続いていたところ、A検事は取り調べで緒方被告に対し、「総連への弁償をどうするのか。一存だが、示談は急いだ方がよい」と勧め、示談するのであれば1億円になにがしかの金を上乗せする必要があるのではないかとほのめかした。これに対して、緒方被告は、もはや1億円が総連からの金であることは捜査上既定の事実であるとされていることから、検事には「現時点で総連からの金と分かったので、弁償を考えている」と答え、そのころ、接見した弁護士らに、土屋弁護士を通じて総連と示談することを依頼した。
そのころの取り調べで、A検事は「あなたは、いつ、示談のことを考えるようになったのか」と聞いてきた。緒方被告は「7000万円が総連からの金と分かったから、満井から来たものの、総連の金ということなのだなと考えるようになり、示談を考えるようになった」と答えた。A検事は緒方被告に対し、否認のままで示談をするのはおかしいと非難する発言をしたが、この経緯は調書にしなかった。
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