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【緒方被告側の冒陳(5)】投資家集まらず「取引止める」 実際は継続 (5/5ページ)
さらに、河江被告は、かねてより社長と密接な関係を有していたところ、平成16年中に、河江被告は、手持ち資金の投資先を探していた資産家夫婦に対し、「1年間で30パーセントの配当が得られる海外投資案件があります」などと言葉巧みに持ちかけ、両名から合計14億5000万円を拠出させ、平成17年中にサンマリノ共和国所在の銀行に送金させ、河江被告から「後の手続きは、自分と航空ベンチャー会社社長が投資の代理業務を行うので心配ありません」などと、また、社長からも「払い戻しの手続きに入れば、2週問以内に全額返金できます」などと、両人に述べて安心させたにもかかわらず、その後、言を左右にして一切の返金に応じず、現在に至っており、被害者は、河江被告と社長を詐欺罪により刑事告訴するため、弁護士とも相談しつつ準備中である。
このように、社長は多分に疑惑のある行動をしていた人物であるが、緒方被告は上記のような事情を、河江被告からは当然のこと、社長からも一切知らされず、河江被告の上記のような話から、河江被告の紹介である以上、有望であると判断した。
5月25日ごろ、満井被告から緒方被告に電話があり、「河江が航空ベンチャー会社社長と連絡を取り合っていて、社長が海外資金を崩して用立てしてくれることになりました。私からの中継の話だけではなく、直接、先生からも河江に話を聞いて確認してください」と依頼したので、緒方被告が河江被告に電話して聞いてみたところ、河江被告は「今朝午前3時ごろまで航空ベンチャー会社社長のファンドマネジャーと再三電話でやり取りし、海外資金の取り崩しをしてくれることで間に合うという話になっています。大丈夫です」と述べ、緒方被告は、資金調達は間違いないものと強く思った。
この経緯を受けて、5月25日ごろ、緒方被告は医療電子事務所などで満井被告および河江被告と協議し、その際、河江被告から「社長が26日午後3時ごろの新幹線に乗るので、その前に東京駅近くで面談したいとのことです」といわれ、26日に、緒方被告と河江被告が社長と会うことになった。
また、満井被告から「総連の大会があるので、河江にリポートを作らせて、土屋先生のところに入れておいたほうが良いと思います」との提案があり、25日と26日に朝鮮総連の大会が開催されることになっている中で、25日ごろ、河江被告が社長による資金調達へ向け交渉が進展している状況を記載した「顛末書」と題する書面を作成し緒方被告方ヘファクス送信してきたので、緒方被告は河江被告から聞いていた社長の積極的な姿勢や、緒方被告自身が26日の予定を変更して社長と直接会う旨を追加するよう電話で指示し、河江被告がその旨追加した顛末書を作成した。その顛末書は、直ちに河江被告から土屋弁護士にファクス送信された。
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