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【緒方被告側の冒陳(5)】投資家集まらず「取引止める」 実際は継続 (1/5ページ)
・契約締結までの状況など
緒方被告は、河江被告から「(資金を提供してくれると目されていた)弁護士は3系統の投資家の筋を持っており、その内で最も有力な系統を選択して投資家を集めています」との報告を受けていたことから、弁護士からの資金調達が成功する見込みが高いと考えており、5月1日に土屋弁護士と会って状況を報告する予定にしつつ、河江被告や満井被告に、交渉進捗(しんちょく)状況をたずねたところ、交渉中であるとのことであったため、土屋弁護士との面談をとりやめた。
このような状況の中で、緒方被告は自らの手帳の5月1日の欄に、いったん「5/1 総連支払」と記載した後に、線引きして抹消し、併せて「P1:00 土屋事務所」と書いていた土屋弁護士との面談予定の記載も線引きして抹消した。
その後も、緒方被告が河江被告に対し交渉状況を問い合わせたところ、河江被告は「準備できるように詰めています。大丈夫です」と明言していた。
緒方被告は、河江被告がそのように明言しているので、資金問題は問題なく実現するものと思い、業務に支障は生じないと判断して、5月11日から同月13日までの韓国旅行に河江被告を同行させた。
その後、河江被告から緒方被告に「(有力な)弁護士の事務所では、投資家の結論が固まったので、緒方先生の事務所に弁護士がきてくれることになりました」との連絡が入り、5月15日ごろ、緒方被告の事務所に満井被告と河江被告が訪れ待っていたところに、弁護土のほか、投資家と称する5人ほどが同行して現れた。
緒方被告は、弁護士と同行者のいずれとも初対面であった。
弁護士から「投資家側は家賃相当額の3億5000万円については、後払いでなく、売買契約時に前払いとして支払ってほしいという希望です」との要求があり、これに対し、緒方被告は「明け渡し猶予の損害金ですから、損害発生時の支払いになるので、後払いです」と説明したものの、弁護士や投資家側は、口々に前払いを要求した。
そこで、緒方被告が「それでは保証金ということにして前払いにしますが、総連に了解を取らなければなりません」と言ったところ、満井被告は「それは私がやるので大丈夫です」と述べた。
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