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【弁護側の最終弁論(1)】「憎悪を募らせる状況ではなかった」 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:渋谷の妹バラバラ殺人
【総論】
結論から言うと、被告は犯行時、解離性同一性障害に罹患(りかん)し、本来の人格とは異なる獰猛(どうもう)な別人格が犯行を行っており、被告は無罪です。
【犯行は理解不能】
今回の事件は、まったく理解不能な事件です。被告は突如、自宅で亜澄さんを木刀で殴り、1時間後に首を絞め、さらに浴槽に沈めて死に至らしめています。
そして包丁とのこぎりを使い、素手で解体しています。被告は亜澄さんの陰毛をそり、遺体を左右対称に15カ所に切り取りました。そして胸や尻を切り取り、内臓を取り出して洗い、ポリ袋に詰めています。
なぜ、このような行為に及んだのか。被告はいまだに説明できません。
【亜澄さんへの憎悪はなかった】
検察官は動機を了解可能として、「被告が亜澄さんに憎悪を募らせていた」と主張しています。
しかし、被告が亜澄さんに憎悪を抱いていたことはありません。亜澄さんの誕生日やクリスマスにはプレゼントを贈っています。ケーキを焼いてあげたこともありました。そのような関係でした。
2人の仲が悪くなかったことを、家族も証言しています。法廷で父親は「事件の1カ月前、2人がゲームを貸し借りしているのを見たが、憎悪を感じているとは見えなかった」と話しています。
母親も「2人は決して仲は悪くなかった」と述べています。かつて亜澄さんと同棲(どうせい)していた男性も「『勇君は優しく、長兄に怒られたときもかばってくれた。最近は元気がなく、心配している』と話していた」と供述しています。
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