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【武藤被告に求刑(6)完】「ご静聴ありがとうございました」 最後に被告が述べた内容は…(14:20〜14:32) (1/3ページ)

2008.5.12 16:34
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最終陳述する勇貴被告。丁寧すぎる口調で、淡々と反省と更正の気持ちを述べた(イラスト・成冨淳二) 最終陳述する勇貴被告。丁寧すぎる口調で、淡々と反省と更正の気持ちを述べた(イラスト・成冨淳二) 

 《弁論を読み上げる弁護人の声が法廷に響く中、勇貴被告はじっと座ったまま。身じろぎもせず、目も閉じたように見える》 

 弁護人「検察官は解離性同一性障害は仮定のものと言っていますが、鑑定人は解離性同一性障害の蓋然(がいぜん)性が高いと言っているのです」

 《「精神鑑定は信用できない」という検察側主張を覆そうと、弁護側は反論を試みる。犯行当時、勇貴被告が正常でなかったことについて、述べていった》

 「鑑定では、殺人行為時の責任能力について、解離性同一性障害発症前は心神耗弱、発症後は心神喪失と述べています。いつ別人格が現れたのかについては分からないと言っています。『疑わしきは被告人の利益に』ということからも、殺人についても心神喪失であったと言わざるを得ません」

 《続いて勇貴被告の情状面についての主張に移った。被告は相変わらず、じっと座ったままだ》

 「被告に有利な事情を申し上げます。アスペルガー障害というのも1つ、また妹の亜澄の挑発的な言動もありました。被害者の両親らは被告の更正を希望し、寛大な処分を求めています。彼らは被告が帰るのを一日千秋の思いで待っているのです」

 「また被告は深く反省しています。被告に前科前歴はなく、本来は優しい性格です。発達性障害に対する両親らの理解があったら、本件犯行は避けられた可能性があります。このような事情からも、本件の責任を被告1人に負わせることはできません」

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最終陳述する勇貴被告。丁寧すぎる口調で、淡々と反省と更正の気持ちを述べた(イラスト・成冨淳二) 
検察官が論告を読み上げる間も、勇貴被告は無表情のままだった(イラスト・成冨淳二) 
武藤亜澄さん
武藤勇貴被告
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