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鑑定結果どう判断? 妹バラバラ武藤被告に午後1時半から求刑 (1/2ページ)

2008.5.12 11:53
このニュースのトピックス渋谷バラバラ殺人 セレブ妻公判
武藤勇貴被告武藤勇貴被告

 東京都渋谷区の短大生、武藤亜澄さん=当時(20)=が自宅で殺害、切断された事件で、殺人と死体損壊の罪に問われた次兄の元予備校生、勇貴被告(23)の論告求刑公判が12日午後1時半から、東京地裁(秋葉康弘裁判長)で開かれる。きょうの公判では、検察側の論告求刑と弁護側の最終弁論、勇貴被告の最終意見陳述が行われ結審する予定。精神鑑定を行った鑑定医が「殺害時は心神耗弱、遺体の損壊時は心神喪失」との見解を示していることから、検察側・弁護側双方が鑑定結果をどのように位置づけて最後の主張を行うのかが注目される。

 公判は昨年7月に始まったが、弁護側が「犯行時は心神喪失か心神耗弱だった」と主張し精神鑑定を申請、秋葉裁判長が実施を決めた。鑑定のため、公判は昨年9月5日の第3回を最後に約半年間にわたり中断した。今年3月24日の第4回公判で鑑定結果が報告された。

 鑑定医は、「勇貴被告は生来のアスペルガー障害、中学時代に発症した強迫性障害に加え、犯行時には解離性障害を発症していた」と指摘。「被害者の挑発的な態度で人格内部に隠れていた自分でも認識していない部分が爆発して犯行に及んだ」とした。その上で「殺害時の責任能力は著しく限られており、遺体損壊時には解離性障害を引き起こしていて責任能力はなかった」と結論付けた。

 地裁が「犯行時は心神喪失だった」と認定すれば刑法の規定で刑事責任は問われず無罪となり、心神耗弱でも減軽されることになる。このため責任能力を争っている弁護側にとっては有利な鑑定結果といえる。

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