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【あと1年で裁判員(2)】「審理迅速化」の犠牲も…「精密司法」との決別 (3/3ページ)

2008.5.5 13:26
このニュースのトピックス強盗事件

 

ジレンマ…「スピードと精密性は両立しない」

 公判がスピード化することで、丁寧な証拠調べができなくなるのではないか−との懸念もある。

 元最高検検事で白鴎大法科大学院の土本武司院長(刑事法)は「迅速化しようとすると、ある程度精密性は犠牲になる。迅速性と精密性はどうしても衝突する傾向がある」と、双方の両立を課題として挙げる。

 これに対し、ある検察幹部は「精密に捜査を行って慎重に起訴し、精密に審理して判決ということは裁判員裁判になっても変わらない」と強調する。

 迅速化と精密性。双方の要請を両立できるのか。冒頭の裁判官はこう見る。

 「公判前整理手続きで何が必要かをきちんと議論することで可能だ。検察官、弁護士の当事者の力量が問われることになるだろう」

   =(3)へ続く

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東京地裁で4月に行われた模擬裁判。裁判員制度の開始まで、いよいよあと1年を切った(代表撮影)
模擬裁判の審理後に行われた評議。裁判長(手前左から2人目)の話に耳を傾ける裁判員たち=4月14日、東京・霞が関の東京地裁(代表撮影)

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