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【あと1年で裁判員(1)】弁護士反発 模擬裁判の参加者は「で、何がよくなるの?」…浮かび上がる問題点 (2/3ページ)
このニュースのトピックス:迫る裁判員制度
裁判員裁判で審理迅速化…だが「迅速な審理はどこかでしわ寄せが来る」
「裁判員制度の問題は審理が粗雑になること、そして、国民が多大な迷惑を受けるということだ」
元裁判官の西野喜一・新潟大学大学院教授は強調する。2月に裁判員制度実施延期の決議をした新潟県弁護士会も、この点を理由に挙げる。
「事件の7割は3日以内で終わる」
最高裁はそう説明しているが、西野教授は「迅速な審理はどこかにしわ寄せがくる」として、こう続ける。
「日本人は刑事裁判に『真実の解明』を求めている。陪審制度の米国のように、『裁判に勝つも負けるも弁護士の腕』というようなコンセンサスは日本にはない。被告、被害者双方に納得のいかない裁判になる」
また、市民からも疑問の声が出ている。3月に東京地裁の模擬裁判に裁判員役として参加した女性は「とても疲れた」と話し、素朴な疑問を口にした。
「制度を導入して、一体、何がよくなるの?」


