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【光市母子殺害】「刑事弁護の正義は事実を歪曲していくことではない」本村さん会見で強調
このニュースのトピックス:光市の母子殺害事件
「(被告は)胸を張って死刑を受け止め、堂々と罪を償ってほしい」。閉廷後、広島市内で会見に臨んだ本村さんは事件発生から9年間の被告に対する思いをかみしめるように語った。
当初は長女の夕夏(ゆうか)ちゃん=当時11カ月=の10回目の誕生日にあたる来月11日に、判決を墓前に報告するつもりだった。だが待ち望んだ判決に「ひとつのけじめがついたと思っているので、できるだけ早く報告してあげたい。もう心の中ではすでに報告している」と話した。
一方で被告の死を望み続けることへの葛藤もある。「決して喜ぶべきではないことだが、厳粛に受け止めたい」。さらに「事件をめぐって妻と子、被告の3人が命を落とすことになる。これが残虐な死刑を下さなくていい、安全で平和な社会をつくる契機になればいい」と言葉を続けた。
殺意も、強姦目的も否定した差し戻し控訴審での被告の供述は、遺族として耐え難いものだった。
「被告がこれまでの供述を翻したことが一番、悔しかった。心の弱さからうそをついたのなら、本当のことを言ってほしい」と涙を浮かべた。被告からは謝罪の手紙もいくどか届いているが、「罪から逃れるために書いたもの」と受け止め、生涯開封しないつもりだという。
被告の弁護人については「刑事弁護の正義は、事実を歪曲していくことではないと思っている」と強調。会見中に弁護側が上告したことを知らされると、「そうですか、権利ですから」とだけ答えた。
光市母子殺害 差し戻し控訴審判決公判
・【死刑判決で弁護団】「裁判所は被告人の心を完全に見誤った」
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