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【光市母子殺害】「新供述」排斥、「殺意」認定…判決理由は量刑判断へ まもなく主文宣告へ
このニュースのトピックス:光市の母子殺害事件
山口県光市の母子殺害事件で、殺人や強姦致死などの罪に問われ、最高裁が無期懲役の2審・広島高裁判決を破棄した元会社員の男性被告(27)=事件当時(18)=の差し戻し控訴審判決公判で、主文の言い渡しを後回しにしている広島高裁の楢崎康英裁判長は、殺意を否認した差し戻し審での被告供述を「不自然」と一蹴、被害者母子への殺意を認定した。判決理由朗読は量刑判断に入り、まもなく注目の主文が言い渡される見通しだ。
裁判長が主文を後回しにして、判決理由の朗読を始める場合、死刑が言い渡されるケースが目立つ。今回も厳しい刑が言い渡される可能性が高い。
差し戻し控訴審で弁護側は、新たに実施した法医学鑑定などを根拠に、被告に殺意も強姦目的もなかったと主張。これに対し検察側は「死刑を回避するための荒唐無稽な弁解」と反論し、死刑をもって臨むほかないとしていた。裁判長は判決理由で、弁護側が主張する「殺意はなかった」とする新供述について、真っ向から否定した。
差し戻し前の1、2審はいずれも「刑事責任は極めて重大」としながらも、被告が事件当時、死刑を科すことのできる18歳になってから30日だったことを重視し、無期懲役を選択した。これに対し検察側が上告し、最高裁は平成18年6月、「18歳になって間もないことは死刑を回避すべき決定的な事情とまではいえない」と判示。「無期懲役の量刑は甚だしく不当で、破棄しなければ著しく正義に反する」などとして審理を差し戻していた。
上告審判決によると、被告は11年4月14日、光市の会社員、本村洋さん(32)方を排水検査を装って訪問。乱暴目的で妻の弥生さん=当時(23)=の首を両手で絞めて殺害し、長女の夕夏ちゃん=同11カ月=も首に巻いたひもを引っ張って殺害するなどした。
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