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【光市母子殺害】4度目の司法判断 10時から判決

2008.4.22 08:14
このニュースのトピックス光市の母子殺害事件
光市母子殺害事件差し戻し控訴審判決の傍聴券の抽選の列は歩道にまであふれた =22日午前8時50分、広島市中区の広島高裁 (撮影:門井聡)光市母子殺害事件差し戻し控訴審判決の傍聴券の抽選の列は歩道にまであふれた =22日午前8時50分、広島市中区の広島高裁 (撮影:門井聡)

 山口県光市の母子殺害事件で、殺人や強姦致死などの罪に問われ、最高裁が無期懲役の2審・広島高裁判決を破棄した元会社員の男性被告(27)=事件当時(18)=の差し戻し控訴審判決公判が22日、広島高裁(楢崎康英裁判長)で開かれる。弁護側は被告には殺意も強姦の意図もなかったとして、これまでに裁判所が認定した犯罪事実を全面的に否認。これに対し検察側は「荒唐無稽な弁解に過ぎない」と反論した。「18歳への極刑」の是非をめぐる4度目の司法判断は、本村洋さん(32)ら遺族6人も見守るなか午前10時から言い渡される。

 昨年5月に始まった差し戻し控訴審は計12回の公判が開かれ、弁護側は独自に依頼した法医学鑑定などをもとに「遺体の状況はこれまでの判決が認定した殺害態様とは矛盾する」と主張。本村さんの妻の弥生さん=当時(23)=に対しても、長女の夕夏(ゆうか)ちゃん=同11カ月=に対しても殺人罪は成立せず、傷害致死罪にとどまるとした。

 一方、検察側は最高裁が「揺るぎなく認めることができる」と判示した犯罪事実に誤りはない、と指摘。むしろこうした新たな主張そのものが「被告人が本件犯行を真摯に反省せず、遺族の感情を踏みにじって顧みない」ことのあらわれで、死刑をもって臨むほかないと結論づけた。

 最高裁は平成18年6月、「特に酌量すべき事情がない限り、死刑の選択をするほかない」として審理を差し戻した。このため弁護側の事実誤認の主張が認められなかった場合、極刑が言い渡される公算が大きくなる。

 判決前日に接見した弁護人によると、被告は判決の見通しについては何も尋ねず、落ち着いた様子で「自分にとっては4月22日よりも、(2人が亡くなった)4月14日の方が重い」と話したという。

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光市母子殺害事件差し戻し控訴審判決の傍聴券の抽選の列は歩道にまであふれた =22日午前8時50分、広島市中区の広島高裁 (撮影:門井聡)
光市母子殺害事件差し戻し控訴審判決の傍聴券の抽選の列は歩道にまであふれた =22日午前8時50分、広島市中区の広島高裁 (撮影:門井聡)

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