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【法廷から】追い詰められ自宅に放火、飲食店で強盗未遂した男 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:強盗事件
家出してからの被告は、酒とギャンブルにのめり込んだ。19年12月に自宅に戻ったが、電気、ガスが止められていた。
弁護人「12月も追いつめられた気持ちだった?」
被告「電気、ガスが止められ、寒い中でお湯も食べるものもなくなった。でも、死ぬに死ねない。(自室に放火し)背水の陣を敷いて、強盗することしか考えられなかった」
極限状態に追いつめられ、被告は1線を越えてしまった。
被告は兄のことを親戚(しんせき)にも公的機関にも相談しなかったという。
検察官「区役所や民生委員に相談すべきだったと思わない?」
被告「今は思います」
放火によって幸い死傷者こそ出なかったが、修繕費用として約2500万円の損害が発生した。放火も強盗も一歩間違えれば、死傷者を出す極めて危険な行為だ。
障害をかかえた兄の世話は他人にはわからない苦労もあろう。しかし、それは事件を起こす理由にはならない。今後は問題を1人で抱え込まず、公的機関やサポート団体に相談するなどして解決法を探していってほしい。
検察側は懲役8年を求刑。判決は4月28日に言い渡される。(末崎光喜)