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【法廷から】追い詰められ自宅に放火、飲食店で強盗未遂した男 (1/2ページ)

2008.4.19 11:35
このニュースのトピックス強盗事件

 自宅マンションに放火した上、近所の飲食店で刀を見せて「金をよこせ」と店員を脅したなどとして、強盗未遂、現住建造物等放火、銃刀法違反の罪に問われた男性被告(58)の初公判を18日、東京地裁で傍聴した。

 起訴状によると、被告は平成19年12月13日夕、東京都江東区の自宅マンション1室に放火した。その後、マンション近くの飲食店で食事をして代金約1500円を請求されると、持っていた刀(刃渡り約52・2センチ)を鞘から一部抜いて女性店員=当時(57)=を「金なんてねえよ。金をよこせ」と脅迫した。罪状認否で被告は起訴事実を認めた。

 被告人席の被告はカーキ色のトレーナーに黒のジャージー姿。被告は無表情のまま淡々と事件について語り、感情の抑揚はほとんど感じられなかった。

 被告の供述によると、このような粗暴な犯罪に走った背景には兄との共同生活があったという。

 弁護人「精神障害の兄と同居を始めたのは平成15年ころ?」

 被告「そうです」

 弁護人「どんな生活だった?」

 被告「最初は兄に掃除をさせていたが、やらなくなった。僕1人が働いて、飯を作って、買い物をして、兄は何もしない。邪魔ばかりする」

 弁護人「『一生しがみついてやる』といわれた?」

 被告「はい」

 弁護人「感謝の気持ちもない。それが4年続いた?」

 被告「はい」

 そんな生活が続く中、あることがきっかけで、被告は家を出る。

 弁護人「19年7月に兄が警察に保護されて入院した?」

 被告「はい」

 弁護人「どう思った?」

 被告「携帯で病院に電話すると『担当の医師がいないから翌日にかけ直してほしい』といわれた。自分の勤務先にも電話したが、つながらないなど嫌なことがいっぱいあって、携帯を捨てて逃げた」

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