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【歌織被告】検察の論告(2)「精神障害あるかのように供述変遷」 (1/5ページ)
このニュースのトピックス:刑事裁判
(3)本件殺人の経緯に関する被告人の弁解は虚偽である
▼▼▼シェルター出所後、祐輔さんからの激しい暴力はなかった
少なくともシェルター出所後に祐輔さんの激しい暴力がなくなっていたことは、CさんやAさんの証言から明らかです。
Cさんの証言によると、平成18年3月15日ごろ、歌織被告はけんかの最中に、祐輔さんから「あれ(シェルターの時の暴力)以来、殴ってないじゃないか」と言われても、反論はしませんでした。逆に、シェルターの時の暴力だけをことさら取り上げ、「告発することはいつでもできる」などと言い返していたのです。
また、Aさんの証言によると、同年12月11日夜、Aさんが「ボイスレコーダーを突きつけると、祐輔さんから暴力を受けるのではないか」と心配したのに対し、歌織被告はわざわざ「暴力は大丈夫」と言っていたのです。
激しい暴力を受けている女性が、証人になってくれる第三者が目の前にいるのに、暴力があったことを全く主張しないことは考えられません。
また、「これから暴力を受けるのでは」と心配している知人に対して、わざわざ積極的に「暴力の心配はない」と嘘をつく必要もありません。
これらの発言や態度は、歌織被告が祐輔さんから激しい暴力を受けていなかったことの、何よりの証なのです。
しかも、CさんとAさんの話をあわせて考えると、歌織被告は平成18年に入ってから本件殺人の直前までの約9カ月もの間、機会はあったにもかかわらず、知人らに祐輔さんの暴力について主張していなかったのです。平成18年になってから、まして本件殺人直前に、祐輔さんによる激しい暴力がなかったことは明らかです。
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