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【法廷から】親の借金の保証人になった被告 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:法廷から
検察官「横領の金を返済せず、4日間で使ったのはなぜと思いますか?」
母親「わからない」
検察官「被告にかけたい言葉があったら言ってください」
証言台の母親は被告人席に座る息子に顔を向けて、ゆっくりと言い聞かせるように話しかけた。
母親「○○、2度ともう間違いを起こさないでほしい」
被告人質問で、被告は「被害者から金を預かった時点では、横領する気はなかった」と強調した。
被告は名古屋から兵庫県の実家へ戻っている。
弁護人「実家に戻ったのはなぜ?」
被告「フラフラするのをやめて、免許を取り直して仕事を探そうと思った」
弁護人「どんな仕事?」
被告「運送屋です」
弁護人「腰が良くないのを我慢しようと思った?」
被告「多少我慢できるので、無理してでもやろうと思った」
被告本人に金がなくても家庭が経済的に豊かであれば、示談金も十分に支払えるし、社会復帰後のフォローの幅も広がる。この被告は親の借金の保証人になっていた上に、持病があって就業するにも制約があった。
最後に裁判官から「何か言いたいことがありますか」と問われ、被告は「申し訳ないと思っているので、更生して社会復帰したら●●に(横領した金を)弁済したい」と述べた。
今後は一気に稼ごうとせず、身体に負担をかけない仕事で地道に借金を返済していってほしい。
検察側は懲役1年2月を求刑。判決は4月15日に言い渡される。
(末崎光喜)