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【法廷から】傍聴人に話しかける裁判官 異例の“即席質疑”も (2/3ページ)
このニュースのトピックス:刑罰
傍聴人「もし即決裁判が始まって、被告が否認したらどうなりますか?」
裁判官「通常の裁判手続に移行します」
傍聴人「即決裁判になると必ず執行猶予がつきますか?」
裁判官「そうです」
傍聴人「法律で決まっているのですか?」
裁判官「そうです。即決裁判は、量刑については争えますが、事実認定は争えません」
知的好奇心旺盛な傍聴人の質問に、裁判官はよどみなく答えた。この裁判官によると、刑事裁判のうち即決裁判が占める比率は東京地裁では15%だが、地方では5%未満。10%まで全国の比率を高めようとしているという。
この日、最後の裁判で法廷に立ったのは、知人男性の頭を一升瓶で殴ったとし、傷害罪に問われた男性被告(58)だった。
起訴状によると、被告は平成20年2月27日深夜、東京都練馬区の行きつけの居酒屋で、知人男性=当時(64)=の頭を一升瓶で2回殴りつけ、全治10日のけがをさせた。罪状認否で被告は、当然のことながら起訴事実を認めた。
弁護人「今までは被害者が店に来ると、あなたが帰っていた。被害者が威張っていたから?」
被告「はい。言葉や行動でいじめにあった」
しかし、犯行当日、被告は被害者が来店しても帰宅しなかった。
弁護人「被害者が来ると帰っていたのに、このときに限って戻って殴ったのはどうして?」
被告「アパートの更新でトラブルになっていらだっていて、『もっといたいのになぜおれが帰らなければいけないのか』というストレスが被害者へ向かった」