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【沖縄集団自決訴訟・大江氏側会見詳報】(3)「中傷のために書いたのではない」 (3/3ページ)
このニュースのトピックス:沖縄集団自決
−−日本軍の命令をどう解釈したらよいか
弁護団「判決文を全文読んでいないが、関与が事実上強制であると書き込まれていると思う。文部科学省が考えている遠い意味での関与ではなく、強制的な関与であったと、資料から認定されていると考えている。そうでなければこういう判断はありえない。この訴訟は、大江さんと岩波書店が訴えられたという意味ではなく『集団自決が日本軍の強制ではない』と歴史を塗り替える目的で起こされた裁判だ。私たちは責任を感じており、裁判の証人を発掘してきたが、この裁判は歴史的にも意味があると思っているし、沖縄の熱い思いがこの裁判にも反映されていると考えている」
−−岩波書店は出版社の立場からこの判決をどうとらえるか
岩波書店側「家永(三郎)さんのように亡くなってしまった著者の歴史書に、例えば、名誉棄損という形で訴訟を提起することができるのか。我々は亡くなってしまった著者の記述を直すことができない。今回の判決で、私たちは安心している。特に、現代史を記述することには、歴史研究者は常に名誉棄損を考えながらやらなければならず、非常に大変な問題になると思っていた。今回の判決はそういう意味でよかった」
ここで記者会見が終了。大江氏らが会場をあとにした。
=(完)

