ニュース: 事件 RSS feed
【法廷から】手鏡でのぞき 51歳被告の“家庭の事情” (1/2ページ)
51歳になる男が、手鏡で女性のスカートの中をのぞこうとしたとして起訴された。法廷で明らかにされた犯行の背景には、被告の家庭にある“事情”があった−。
被告は今年1月29日朝、東京都新宿区のディスカウントストアで、女性=当時(23)=のスカートの下に手鏡を差し入れたとして、東京都迷惑防止条例違反の罪に問われた。
検察側の証拠によると、被告は図書館で手鏡を使ってスカートの中をのぞいている男を見て、まねをしたという。
弁護人「ディスカウントストアにはなぜ行った?」
被告「CDウォークマンがほしくて行った」
弁護人「ディスカウントストアに行ったのはのぞこうと思って?」
被告「思っていません」
被告は平成3年に交通事故に遭い、これがきっかけで結婚を前提に交際していた女性と別れた。
弁護人「交通事故で仕事を続けられなくなった?」
被告「はい。交通事故があって、リハビリを受けて、しばらく車椅子(いす)で移動していたが、半年で歩けるようにはなった」
交通事故の後遺症で被告は左足に障害が残り、走ることができなくなったという。
それにしても、性欲を満たすためには、犯罪行為に走る以外に方法はなかったのだろうか。裁判官も、その点を突いた。
裁判官「手鏡以外の性欲解消方法はないのか?」
被告「会社から給料をもらっても、母親に預けているので風俗にも行けない」
被告は給料をすべて母親に預け、買いたいものがあると、母親に言ってその都度お金をもらっていた。
裁判官「ディスカウントストアに行ったときも、お金はなかった?」
被告「はい」
裁判官「(CDウォークマンを)見てどうするつもりだった?」
被告「母に頼むつもりだった」
こういう状況だと、男性誌なども買いにくいようだ。
裁判官「(母親に言って)本を買えばいいじゃないですか?」
被告「そうです」
裁判官「本代もだめなんですか?」
被告「男親なら言えるが、こういうものを買うからといえる雰囲気がなかった」
裁判官があきれたように尋ねた。
裁判官「今年いくつですか?」
被告「51です」