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【妹バラバラ公判再開(10)完】「整合性ないのでは?」鑑定に納得できない検察側 再鑑定請求も視野(16:45〜16:53) (1/2ページ)

2008.3.24 18:50
このニュースのトピックス渋谷妹バラバラ殺害事件
鑑定人への尋問が続く中、勇貴被告は終始うつろな目で座っていた=平成20年3月24日、東京地裁(イラスト・成冨淳二)鑑定人への尋問が続く中、勇貴被告は終始うつろな目で座っていた=平成20年3月24日、東京地裁(イラスト・成冨淳二)

 《牛島定信鑑定人への尋問が約2時間にわたって続いたが、弁護側、検察側も責任能力の有無について、釈然としない部分があるようだ。双方とも腕組みをして、鑑定人を注視した》

 裁判長「勇貴被告が遺体を解体したときに解離性障害だったとすると、被告の(解体時の)判断状態については、どのように理解すればいいのか?」 

 鑑定人「別人格が出てきて、本来の人格とかかわりなくひとつの行為を行ったとしか、今は説明できない」

 裁判長「…つまり本来の人格とは無関係ということか?」

 鑑定人「ある意味ではそうだ」 

 《腕組みをしていた検察官が立ち上がった。勇貴被告は無表情で、両拳をひざにおいたまま、微動だにしない》

 検察官「ちょっと一つ。鑑定人は、殺人も遺体の解体も、別人格(の行為)だといいたいのか?」

 鑑定人「そうだ」

 検察官「それを前提としてね。あなたは鑑定書では『人格には全くもって責任能力があったとは言い難いが、完全になかったとも言い難い』としている。では今になって、『責任能力を欠いていた』と言うのはどういうことか? 整合性がとれないのではないか?」

 《鑑定書では責任能力の有無について断言をしていないのに、法廷では遺体解体時について『別人格』と言い切った鑑定人の矛盾に、検察官はいぶかしげな表情だ》

 鑑定人「そのとき(殺害時)の感情的な反応を聞くと『責任能力はなかった』と言うのは難しいと考えた。一番初めの殺害の瞬間には、必ずしも責任はないとは言えないと。しかし、よくよく考えて、(殺害と遺体損壊を)2つ分けて考えてみるべきと思い直した」

★★★渋谷の妹バラバラ殺人 武藤勇貴被告公判記録一覧はこちら★★★

これまでの【衝撃事件の核心】はこちら

このニュースの写真

鑑定人への尋問が続く中、勇貴被告は終始うつろな目で座っていた=平成20年3月24日、東京地裁(イラスト・成冨淳二)
鑑定人への尋問が行われている間、目を伏せたまま微動だにしない武藤勇貴被告(イラスト・成冨淳二)
武藤勇貴被告
武藤亜澄さん
亜澄さんの自宅前のガレージには花束やぬいぐるみが供えられていた=昨年1月9日午後、東京都渋谷区

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