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【勇貴被告】「アスペルガー障害に加え解離性障害」妹バラバラ精神鑑定

2008.3.24 15:54
このニュースのトピックス渋谷の妹バラバラ殺人
武藤勇貴被告武藤勇貴被告

 東京都渋谷区の短大生、武藤亜澄さん=当時(20)=が自宅で殺害、切断された事件で、殺人と死体損壊の罪に問われた次兄の元予備校生、勇貴被告(22)の第4回公判が24日、東京地裁(秋葉康弘裁判長)で開かれた。秋葉裁判長は「生来のアスペルガー障害、中学時代に発症した強迫性障害に加え、犯行時には解離性障害を発症していた」と精神鑑定の結果を明らかにした。

 鑑定医は、東京女子大の牛島定信教授(精神医学)。秋葉裁判長が、鑑定書の要旨を読み上げた。鑑定書によると、勇貴被告は生来、対人関係をうまく築けないアスペルガー障害や強迫性障害を抱えていたが、さらに「犯行時には解離性障害を発症していた」と指摘。

 「社会に適応できず、犯行時には社会から遊離した引きこもりの状態にあった。被害者の言葉に反応して、自分でも認識していない人格内部に隠れていた部分が爆発して犯行に及んだ」と指摘している。

 争点は、(1)亜澄さんを殺害し、遺体をバラバラにした動機(2)犯行時の責任能力の有無−の2点。犯行時、心神喪失状態だったと裁判所が認定すれば、刑法の規定で刑事責任は問われず、無罪となる。心神耗弱でも刑が減軽される。

 弁護側は、勇貴被告は対人関係をうまく築けないなどの症状が現れる「広汎性発達障害」の影響で、犯行時には「心神喪失か、心神耗弱状態だった」と主張。検察側は、捜査段階での簡易鑑定などから「犯行時に責任能力はあった」としている。

 精神鑑定が採用されたため、昨年9月5日以降、公判は停止されていた。 

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武藤勇貴被告
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