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【法廷から】「この国家権力が」 警察官につばをはいた塾講師 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:法廷から
まじめで温厚な男が、警察官にあらぬ嫌疑をかけられてキレてしまった。職務質問する警察官につばを吐きかけるなどしたとして、公務執行妨害の罪に問われた男性被告(39)の初公判を17日、東京地裁で傍聴した。
起訴状によると、被告は平成19年12月12日、東京都中野区の横断禁止の道路を自転車で横断して、呼び止めた警察官の頭を平手で殴り、防寒具につばを吐きかけるなどした。罪状認否で被告は起訴事実を認めた。
検察側冒頭陳述によると、被告は呼び止められた警察官に盗難自転車に乗っているのではないかと疑われたことに腹を立て、手を出してしまったという。
同じ会社に勤める友人が情状証人として法廷に立った。
弁護人「プライベートではどんな付き合いですか?」
友人「月に2〜3度飲みに行きます」
弁護人「被告の酒癖は悪いですか?」
友人「私の知る限りでは悪くないです」
弁護人「酒を飲むとどんな話をしますか?」
友人「悩みを聞いてもらったり、プライベートな話をします」
被告は職場では私語もせず、勤勉な働きぶりだった。
弁護人「被告はどんな性格ですか?」
友人「まじめで温厚。まじめすぎて頑固なところがある。信じているものを曲げない。そのせいで、周囲から勘違いされることもある」
武術教室を開いている友人は今後、被告に武術を教えるという。
弁護人「武術を教えるのはどんな理由からですか?」
友人「自分の信じていることを伝えたい」
弁護人「信じていることとは?」
友人「自分の正義を突き通すことは必ずしも良い結果を生まない。(被告は)自転車を盗難したと疑われて、1度も盗難などしたことないのにという思いが高まった。警察官に対しても『こんなに寒い中ごくろうさま』といえる精神状態を作り出せればと思う」