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【弁護側の最終弁論(2)】「被告は心神喪失。鑑定しなかった裁判所は不適切」 (1/3ページ)

2008.3.18 17:05
このニュースのトピックス長野義妹殺人事件
事件の現場となった住宅=長野県富士見町(芦川雄大撮影)事件の現場となった住宅=長野県富士見町(芦川雄大撮影)

 (9)しかし、そうではあるものの、平成19年7月16日以降、被告人の精神状態は、保育園に、長女を自分か夫以外に渡さないよう要請したり、防犯カメラをつけようとするなど、被害者の襲来に怯えるものであったことは疑いようがない。

 (10)このような、被害観念が存在し、これに基づいて、社会的不適合を起こした場合、妄想型統合失調症、妄想性障害、精神病性の特徴をともなううつ病のいずれかの精神疾患が強く疑われるものである。

 (11)検察官は被告人の犯行前後の行動の合理性(鍵をしめる、メールを送るなど)について指摘するが、それらは上記の精神疾患にあっては、「通常、神経心理学的、あるいは他の認知検査で、障害はほとんどまたはまったくない」とされているのであり、検察官指摘の事実があったとしても、責任能力への疑いは全く払拭されない。

長野義妹殺人事件の全公判記録はこちら<

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事件の現場となった住宅=長野県富士見町(芦川雄大撮影)
事件の現場となった家では、被害者と容疑者の名が表札に並び…。表札から自分の名が外されていたことが「動機」の1つになったと検察側は指摘した=長野県富士見町(芦川雄大撮影)
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