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自白強要「踏み字」元警部補に午後1時半判決 (1/2ページ)

2008.3.18 09:37
 鹿児島「踏み字」事件の判決を前に、取り調べの可視化実現を求める署名活動をする冤罪被害者の支援者ら=18日午前11時2分、福岡市中央区 鹿児島「踏み字」事件の判決を前に、取り調べの可視化実現を求める署名活動をする冤罪被害者の支援者ら=18日午前11時2分、福岡市中央区

 鹿児島県議選の選挙違反冤罪(えんざい)事件の捜査過程で親族の名前などを書いて踏ませた「踏み字」で自白を強要したとして、特別公務員暴行陵虐罪に問われ、懲役10月を求刑された元鹿児島県警警部補、浜田隆広被告(45)の判決が18日午後1時半、福岡地裁(林秀文裁判長)で言い渡される。

 狭い密室での取り調べ手法の一端が明らかとなった今回の事件は、自白偏重の捜査に警鐘を鳴らすとともに、録音、録画による取り調べの「可視化」実現の論議に拍車をかける契機となった。

 公判で浜田被告は、踏み字を1回させたことを認め「不快な思いをさせたと反省している」と述べたが、「向き合って話をしてほしいという気持ちからで、違法性はない」と無罪を主張。検察側は「到底許されない行為だ」と指摘していた。

 被害者のホテル経営、川畑幸夫さん(62)は2回にわたり出廷。「『バン、バン、バン』と10回程度踏まされた」と証言し、「警察官がそこまでするのかと思った。涙が出るような、侮辱された気持ちだった」と厳罰を科すように訴えていた。

 起訴状によると、浜田被告は平成15年4月、初当選した中山信一県議(62)を支援していた川畑さんを任意で取り調べ、孫や実父の名前と「早く正直なじいちゃんになってください」などと書いた紙3枚を、両足首をつかんで1回踏ませた。

 ■鹿児島の選挙違反冤罪(えんざい)事件 

 平成15年4月の鹿児島県議選で初当選した中山信一さんらが告示前に、同県志布志市の集落で有権者11人に現金計191万円を配ったとして買収、被買収の計13人(1人は公判中死亡、公訴棄却)が公選法違反罪で起訴された。昨年2月の鹿児島地裁判決は「客観的証拠は全くない」と全員に無罪を言い渡し確定した。最高検は自白偏重が要因などとする検証結果をまとめ公表。元被告らは違法な取り調べがあったとして国と県に計2億8600万円の賠償を求めて提訴し係争中。

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 鹿児島「踏み字」事件の判決を前に、取り調べの可視化実現を求める署名活動をする冤罪被害者の支援者ら=18日午前11時2分、福岡市中央区
 鹿児島「踏み字」事件の判決を前に、取り調べの可視化実現を求める署名活動をする冤罪被害者の川畑幸夫さん(右)=18日午前10時58分、福岡市中央区
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