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【法廷から】夫の前妻を脅迫した妻 検察官の“激励”に涙 (3/3ページ)
このニュースのトピックス:法廷から
被告「夫が『(離婚を)思いとどまってほしい』と言ったときは聞かなかったのに、お金が必要なときだけ連絡してきた。Aさんは名だたる会社にキャリアアップして経済的に豊かなのに、慰謝料をさらに請求するのはずるいと思っていた」
検察官は脅迫文を送りつけるという被告の行為の非合理性をただした。
検察官「Aさんと夫を別れさせるのが目的なのに、脅迫状を送ったりしたら、Aさんが夫に相談する可能性もある。合理的な行動をとっていないのはわかるよね?」
被告「はい」
検察官「脅迫する前に『夫と会わないでください』と手紙を送らずに、なぜいきなり脅迫したの?」
被告「今でもずっと悔やんでいるが、夫と付き合ってずっとAさんの存在があったので、Aさんが帰国したことで強い恐怖を感じた」
年配の検察官は、被告に同情的だった。
検察官「Aさんに勝てないと思った?」
被告「はい」
検察官「自分に対して自信が持てないから、夫にAさんのことを直接話せない。Aさんは立派な企業に勤めているかもしれない。でも、人間の価値はそれでは決まらない。将来、子供が生まれて、子供がいじめられたとき、そのたびに脅迫はできないでしょ? 自分に自信を持つことが重要だよ」
被告「はい」
被告は検察官からの激励に涙を流していた。罪を償って、今後は夫と新たな気持ちで幸せな家庭を築いてほしい。
検察側は懲役6月を求刑。判決は3月25日に言い渡される。(末崎光喜)