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【セレブ妻鑑定人尋問(7)】「犯行はバーチャルリアリティー」鑑定人、詐病も否定(11:30〜11:45) (1/2ページ)

2008.3.10 13:30
このニュースのトピックス渋谷バラバラ殺人 セレブ妻公判
揃って「心神喪失だった」と証言する検察、弁護側要請の鑑定医。歌織被告はじっとそれを見つめている=10日午前、東京地裁(イラスト・成冨淳二)揃って「心神喪失だった」と証言する検察、弁護側要請の鑑定医。歌織被告はじっとそれを見つめている=10日午前、東京地裁(イラスト・成冨淳二)

 《歌織被告に責任能力がなかったことを立証しようと、弁護側が鑑定人に質問を重ねる。歌織被告はやや目線を落としている》

 弁護人「責任能力に影響を与えるのはどんな症状か?」

 金鑑定人「まずは朦朧(もうろう)状態。幻覚も出ることが多くなると影響を与える」

 弁護人「どうしてこの日(犯行日)にそういう状態になったのか。不眠などにあるのでは、というが?」

 金鑑定人「あらゆる精神疾患に不眠はよくない」

 弁護人「(犯行前に)友人が帰ったことは?」

 金鑑定人「友人が一緒のときも本人は不安を感じていた。1人で待たなくてはならなくなり、不安が高まり症状が出た」

 弁護人「症状が出るとどうして責任能力が欠如しているとなるのか?」

 金鑑定人「朦朧状態で幻覚が起きたことで、現実感がない。混乱してしまった。不安感が病的レベルに達していた。適切に判断して行動を制御することが難しい」

 弁護人「遺体の損壊まで時間があるが、責任能力がないことに合理的説明ができるのか?」

 金鑑定人「時間が経っているので、衝動性はなくなっている。残るのは現実感がないこと。犯行は本人にとって現実世界のこととはなっていない。バーチャルリアリティー(仮装現実)のこと。マンションの近くに遺体を捨てているが、自分では精いっぱい遠くに捨てた。現実的な枠組みで判断ができていない」

歌織被告のこれまでの裁判全記録はこちら、■特集「夫バラバラ殺人 セレブ妻公判」はこちら

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揃って「心神喪失だった」と証言する検察、弁護側要請の鑑定医。歌織被告はじっとそれを見つめている=10日午前、東京地裁(イラスト・成冨淳二)
歌織被告の鑑定結果を証言台で報告する鑑定医。歌織被告はうつむいて聞いている(イラスト・成冨淳二)=10日午前、東京地裁

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