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【セレブ妻鑑定人尋問(6)】「『死体遺棄』合理的な行動でない。嫌だから移した」(11:15〜11:30) (1/3ページ)

2008.3.10 13:12
このニュースのトピックス渋谷バラバラ殺人 セレブ妻公判
揃って「心神喪失だった」と証言する検察、弁護側要請の鑑定医。歌織被告はじっとそれを見つめている=10日午前、東京地裁(イラスト・成冨淳二)揃って「心神喪失だった」と証言する検察、弁護側要請の鑑定医。歌織被告はじっとそれを見つめている=10日午前、東京地裁(イラスト・成冨淳二)

 《検察側請求の鑑定人、金吉晴氏は、スライドを使いながら「歌織被告は犯行時、急性の精神病状態だった」とする所見を説明した。スクリーンに映し出された脳の断面図や脳波の表を考え込むような表情で見つめていた河本雅也裁判長は、「確認程度に聞きますが…」と切り出し、証言台に座った2人の鑑定人に質問した》

 裁判長「今回は弁護側から鑑定申し出があり、弁護側が請求した木村先生、検察側が請求した金先生に鑑定をやってもらった。木村先生、ただいまの金先生の意見について異論は?」

 木村鑑定人「全くない」

 裁判長「金先生はどうか?」

 金鑑定人「基本的には同じです」

 裁判長「木村先生、殺人や死体損壊は被告の意思のもとに行われたのか?」

 木村鑑定人「それは(歌織被告の)責任能力(の有無)ということか?」

 裁判長「はい」

 木村鑑定人「被告は犯行時、そして死体遺棄時に短期精神病性障害に罹患(りかん)しており、正常能力は欠如していた」

 裁判長「金先生はどうか?」

 金鑑定人「(責任能力を)喪失していたことは、十分想定できる」

 裁判長「金先生は鑑定結果の報告が当初より遅れたが、それは検査を行っていたためか?」

 金鑑定人「犯行時の精神状態について、(歌織被告は)最初の1カ月程度、混乱していて、十分に話を聞くことができなかった。あとは、検査を行っていたのもある」

 《裁判長の短い質問が終わると、弁護側が質問に立った。裁判長の提案で、金氏が検査結果の説明で使用したスライドが再度スクリーンに映し出される。照明を落とし薄暗くなった法廷に、「トラウマ」「PTSD」「離人病性障害」といった文字が浮かび上がった》

歌織被告のこれまでの裁判全記録はこちら、■特集「夫バラバラ殺人 セレブ妻公判」はこちら

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揃って「心神喪失だった」と証言する検察、弁護側要請の鑑定医。歌織被告はじっとそれを見つめている=10日午前、東京地裁(イラスト・成冨淳二)
歌織被告の鑑定結果を証言台で報告する鑑定医。歌織被告はうつむいて聞いている(イラスト・成冨淳二)=10日午前、東京地裁

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