ニュース: 事件 RSS feed
「おとり捜査」協力も逮捕 強盗計画通報の男性が提訴
このニュースのトピックス:民事訴訟
強盗をやめさせようとして警察に通報し「おとり捜査」に協力したのに、逮捕された上に共犯者であるかのように発表され名誉を傷つけられたとして、佐賀市の中古車販売業原一弘さん(36)=不起訴=が7日、佐賀県に330万円の損害賠償を求める訴えを佐賀地裁に起こした。
訴状などによると、原さんは昨年7月、中学の同級生だった指定暴力団山口組系組幹部の男(36)=強盗予備罪で懲役1年2月が確定=から運転手役を頼まれ、男らが佐賀市内の民家に押し入り、金などを奪う計画を立てていることに気付いた。
実行日の7月28日、佐賀署に通報したが、刑事は「予定通りやってくれ」と指示。民家の近くで身柄を拘束され、翌日に強盗予備容疑で原さんら5人が逮捕された。
原さんは「強盗に加わる気は最初からなく、警察にも話したのに、事実と異なる発表をされて信用や名誉を棄損された」と指摘。「佐賀署はあえておとり捜査に協力させた上で、実行当日とは別の強盗予備容疑で逮捕した。進んで計画を知らせているのだから逮捕までの必要性はなく、肉体的、精神的苦痛を被った」などと主張している。
佐賀県警は「原さんの身の安全を考え、誰が通報したかを分からないようにするため、5人を同列に発表した」としている。