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【法廷から】浮気を疑い13年 夫を殺害した被告の責任能力 (1/3ページ)
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「やっぱり女がいたのよ」。こう叫んで夫を刺殺してしまった妻が、法廷に立った。争点となったのは、彼女の責任能力だった。
包丁で夫(80)を刺し殺したとして、殺人罪に問われた女性被告(77)の初公判が7日、東京地裁で開かれた。起訴状などによると、被告は平成19年8月9日夜、東京都足立区の自宅で、刃渡り約17センチの包丁で夫の背中などを刺した。
犯行後、被告自身も風呂場で腹部を4カ所刺し、自殺を図った。救急車で病院へ搬送される間、「13年間だまされ続けていた。やっぱり女がいたのよ」と叫んでいたという。
公判前整理手続きで、争点は被告の犯行時の責任能力に絞られた。罪状認否で被告は「死刑か無期懲役にしてほしい」と述べたが、弁護人は「犯行時、被告は心神喪失か心神耗弱状態だった」と主張した。
弁護人「ご主人が他の女性と浮気したことはありますか」
被告「3人の内2人はあったと確信しています」
弁護人「2人というのは誰ですか」
被告「息子の嫁のAさん。主人の甥(おい)の嫁さんのBさんです」
被告は1男2女を夫との間にもうけた。平成6年には同居していた長男を亡くした。その後は、孫と嫁と一緒に暮らしていたという。