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【衝撃事件の核心】妹惨殺の妻を「ずっと支える」夫の「思い」 長野の義妹殺害事件 (1/4ページ)

2008.3.9 14:54
このニュースのトピックス衝撃事件の核心
事件の現場となった家では、被害者と容疑者の名が表札に並び…。表札から自分の名が外されていたことが「動機」の1つになったと検察側は指摘した=長野県富士見町(芦川雄大撮影)事件の現場となった家では、被害者と容疑者の名が表札に並び…。表札から自分の名が外されていたことが「動機」の1つになったと検察側は指摘した=長野県富士見町(芦川雄大撮影)

 自分の妹を殺した妻を、夫は「ずっと支えていくつもりです」と法廷でかばった。長野県富士見町落合で町社会福祉協議会臨時職員の五味絵里子さん=当時(24)=を殺害した罪に問われた元同協議会職員、五味咲被告(24)の公判に、絵里子さんの実兄で咲被告の夫が4日に証人出廷した。血を分けた妹を残忍な方法で奪われた遺族でありながら、夫は犯人の妻への「思い」が強いと証言した。あまりに切ない殺人事件の被害者・加害者となった2人の女性を、最も近くで見てきた夫の「結論」とは−。(芦川雄大)

 

迷いなく明言「ぼくの気持ちは…」

 検察官「妹さんでもある被害者よりも、被告に対する気持ちは強いですか?」

 夫「はい」

 弁護人「離婚するつもりは?」

 夫「形式上の離婚は子供のためにあるかも知れないが、ぼくの気持ちは、ずっと支えていくつもりです」

荒川英明裁判長「被告の処遇についてどう考えていますか?」

 夫「情状酌量を求めます」

 4日、長野地裁松本支部で開かれた咲被告の第2回公判。証人尋問に臨んだ黒いスーツ姿の夫は、妻に対する思いの深さを迷うことなく口にした。

 手をひざの上に組み、裁判長が座る正面を向く夫。真横の長いすでうつむく妻の咲被告。2人の距離はわずか数メートルだが、視線が交差することはなかった。

 冒頭、咲被告の性格を問われた夫はこう証言した。

 「自分の欲しい物があっても買わず、安くなるまで待つような性格です。私や娘(の欲しい物)を優先させていました」

 弁護側の質問に導かれながら、咲被告が絵里子さんとの関係に悩んで夜中に泣いていたことや、精神状態が不安定となって病院に通っていたことなどについても明らかにした。

 

「母が娘を可愛がって」…あまりに切ない法廷

 夫に対する証人尋問の後、再び行われた被告人質問に対し、咲被告は荒い呼吸を繰り返し、背中を上下させながら、涙ながらに供述した。

 「このまま夫に甘えていちゃいけないと思って離婚を考えていました」

長野義妹殺人事件の公判記録一覧はこちら

これまでの【衝撃事件の核心】はこちら

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事件の現場となった家では、被害者と容疑者の名が表札に並び…。表札から自分の名が外されていたことが「動機」の1つになったと検察側は指摘した=長野県富士見町(芦川雄大撮影)
事件の現場となった住宅=長野県富士見町(芦川雄大撮影)
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