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薬害エイズ事件の松村被告、有罪確定へ (1/2ページ)

2008.3.4 17:17
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薬害エイズ事件 元厚生省生物製剤課長の松村明仁被告 薬害エイズ事件 元厚生省生物製剤課長の松村明仁被告 

 薬害エイズ事件で、エイズウイルス(HIV)に汚染された非加熱血液製剤の回収措置などを怠り、投与を受けた大阪の肝機能障害患者をエイズで死亡させたとして、業務上過失致死の罪に問われた元厚生省生物製剤課長、松村明仁被告(66)の上告審で、最高裁第2小法廷(古田佑紀裁判長)は、松村被告の上告を棄却する決定をした。決定は3日付。松村被告を禁固1年、執行猶予2年とした1、2審判決が確定する。

 官僚がやるべきことをしなかった「不作為」が、業務上過失致死罪に当たると最高裁が認めたのは初めて。薬害エイズ事件では5人が起訴され、すでに元ミドリ十字社長ら2人の実刑が確定。1審で無罪になった安部英(たけし)・元帝京大副学長ら2人は死亡により公訴棄却になり、松村被告に対する判断だけが残っていた。

 第2小法廷は、安全な加熱製剤が供給可能となった昭和60年末から、被害者に非加熱製剤が投与された昭和61年初頭の状況について検討。

 その結果、(1)非加熱製剤でHIVに感染する患者が出ており、エイズを発症すれば死亡することは予測できた(2)非加熱製剤のHIV汚染を医師、患者レベルで見分けることは不可能(3)製薬会社に任せれば安易に販売される具体的な危険性があった−などの点を指摘した。

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薬害エイズ事件 元厚生省生物製剤課長の松村明仁被告 
薬害エイズ事件の松村被告の上告棄却を受けて会見する川田龍平参院議員 4日午後6時15分、東京・霞が関の司法記者クラブ

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