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筋弛緩剤事件の守大助被告、無期懲役確定へ
仙台市泉区の北陵クリニック(閉院)で平成12年、患者5人に筋弛緩(しかん)剤を投与し、1人を死亡させるなどしたとして、殺人と殺人未遂の罪に問われた元准看護師、守大助被告(36)の上告審で、最高裁第3小法廷(藤田宙靖裁判長)は、守被告の上告を棄却する決定をした。決定は25日付。守被告を無期懲役とした1、2審判決が確定する。
守被告は1審・仙台地裁から一貫して無罪を主張。上告審で弁護側は、被害者の血清などから筋弛緩剤の成分を検出した大阪府警科学捜査研究所の鑑定には疑問があると主張していた。
第3小法廷は「記録を精査しても、守被告が筋弛緩剤を点滴ルートで投与したことにより各犯行を行ったとした2審仙台高裁の判断に、法令違反と重大な事実誤認を発見することはできない」と述べた。
1、2審判決によると、守被告は12年11月24日朝、北陵クリニックに入院していた下山雪子さん=当時(89)=に筋弛緩剤「マスキュラックス」を混入した点滴液を注入し殺害。また、同様の手口で同年2〜11月に、このほか計4人を殺害しようとした。
守被告は13年1月に逮捕され、同年7月に初公判が開かれた。1審は16年2月の第155回公判で結審。1審だけで約2年半を費やした。一方、2審は4回の公判で結審している。
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