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「姉歯に人生壊された」 姉歯物件住民語る

2008.2.21 12:33
このニュースのトピックス刑事裁判

 姉歯秀次被告(50)の上告棄却の決定が出たことを受け、耐震偽装された物件の1つ、「グランドステージ(GS)東向島」(東京都墨田区)の住民だった会社員、田中拓さん(34)は「自分が犯した罪の重さを実感してほしい」と話した。

 平成17年に耐震偽装が発覚して以来、田中さんの生活は一変し、生活再建のめどは今も立たないという。耐震偽装の発覚などがきっかけで、家族がバラバラになり、「姉歯被告に人生を壊された」と話す。

 GS東向島は昨年12月に建て替え工事が始まったが、1世帯当たり約2400万円の負担を強いられている。

 住民の会社員、荻津健二さん(42)は「個人的には懲役5年は軽いと思うが、法的には最大限の量刑なんでしょう」と語った。

 姉歯被告は、構造計算書を偽造した「GS東向島」と「GS川崎大師」(川崎市)の住民から建て替え費用などを求める損害賠償請求訴訟を起こされている。

 多くのマンション住民を生活を壊した姉歯被告の構造計算書偽造。公判で明らかにされた姉歯被告の動機は「金のため」だった。

 偽造により「経済設計のできる有能な建築士」との評価を得て、仕事は増加。1審公判で検察側は、姉歯被告が一時、高級外車2台を所有し、高級腕時計を身につけ、愛人に高価なプレゼントをするなどのぜいたくな生活をしていたことを指摘している。

 姉歯被告は当事者意識のない無責任な供述を繰り返し、1審東京地裁の川口政明裁判長は「服役後、関係した現場に赴いて、反省を深めてほしい」と説諭していた。

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