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【法廷から】不倫の末の心中、生き残った女の初公判 (1/3ページ)

2008.2.1 11:12
このニュースのトピックス法廷から

 太宰治は昭和23年、玉川上水に愛人を伴って入水自殺した。それから60年。東京地裁で30日に傍聴した初公判は、不倫関係にあった男女が入水ではなく木炭で心中を図った事件だった。男性が亡くなり、女性が生き残った。問われた罪名は、自殺幇助(ほうじょ)だ。

 起訴状によると、女性被告(41)は平成18年5月2日、不倫関係にあった男性(41)とともに、東京都内から甲府市に。市内のレンタカー店で自動車を借り、ホームセンターで木炭などを購入、公園の駐車場に自動車を停車させ、車内で木炭を燃やして心中を図った。翌3日に男性は一酸化炭素中毒で死亡、女性は生き残った。

 罪状認否で、被告は起訴事実を認めたが、弁護人が「客観的事実は争わないが、幇助行為に当たるのか疑義がある」とした。

 検察側の冒頭陳述によると、被告は専門学校を中退後、印刷工場に勤務。22歳で結婚し、2男1女をもうけた。男性とは36歳の時に知り合ってひかれ合い、男女の関係になった。被告は37歳で離婚している。

 検察側が読み上げた被害者の妻の供述調書によると、「主人は自殺したいと思っていなかった。相手の女が生き残り、主人が死ぬのは納得できない。『4月中に(被告とは)別れる』と言っていた。相手の女が主人を死に追いやった」という。

 一方、被告の言い分を聞くと事情が異なった。「友人もいる前で、5月には(被害者は)家を出ると約束してくれた」。

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