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富山の冤罪 「弁護活動不十分」 日弁連が報告書
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強姦容疑などで逮捕され、実刑判決を受けた男性が服役後に無罪となった富山県の冤罪(えんざい)事件で、日本弁護士連合会は30日、男性の裁判を担当した弁護士の活動が不十分だったと指摘し、全弁護士に研修などを通じた改革の必要性を訴える調査報告書をまとめ、公表した。
報告書によると、弁護士は平成14年4月、当番弁護士として男性と初めて接見。その後、裁判の弁護も担当したが、接見回数は計4回、接見にかけた時間も計1時間半足らずだった。
このため、「接見回数が少なく、接見時間が少なかったために、十分な意思疎通が図れていなかった」としたうえで、「時間をかけて事情を十分に聴取し、被告の真意を探り当てようと努力することが、望ましい刑事弁護人の姿勢」と指摘した。
一方、富山県警と富山地検の捜査については「自ら描いた構図に基づく密室での取り調べにより虚偽の自白を強要し、簡単な裏付け捜査や補充捜査を怠った」と批判。冤罪防止のため、取り調べの録音・録画(可視化)の実現を訴えた。