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【検察側の冒頭陳述】咲被告あらかじめ殺害後の「証拠隠滅計画ノート」 (1/3ページ)

2008.1.29 18:50
このニュースのトピックス長野義妹殺人事件

■第1 五味咲被告の身上経歴

 

 高校卒業後、長野市内の福祉専門学校に通い、介護福祉士の資格を取った。同校卒業後、長野市内の福祉施設で介護福祉士として働き、平成19年6月からは同県富士見町内でパート従業員として働いていた。

■第2 咲被告と被害者、五味絵里子さんとの関係

 

(1) 絵里子さんは咲被告の夫の妹で、咲被告と同い年である。

(2) 咲被告と長女は18年7月から富士見町内の実家で、絵里子さんの実母と同居を始め、同年12月下旬、絵里子さんも同居するようになった。

■第3 犯行に至る経緯

 

(1) 咲被告は絵里子さんとの同居後まもなく、絵里子さんから「私の衣服などがなくなった」と咲被告のせいにするような言動をされたことなどから、絵里子さんに反感を持つようになった。

 また、19年3月ごろ、咲被告が長女から目を離した際に、長女が泣き声を上げ、その腹部が赤くなっていたことから、咲被告は長女に確認することもなく、絵里子さんが長女をせっかんしたなどと邪推し、絵里子さんに憎しみの感情を抱くようになった。

 同年4月中旬から、咲被告と絵里子さんは同じ職場でも顔を合わせるようになったが、同月と翌5月、職場内で絵里子さんの私物が紛失する事件が起き、その際、咲被告は絵里子さんから咲被告が犯人であるかのような言動をされたため、絵里子さんへの憎しみの感情を強めた。

 義母は咲被告と絵里子さんの不仲を気にして、職場の事務局長に2人の職場を変えるように訴え、同年6月12日、咲被告は異動することになった。しかし、咲被告は「絵里子のせいで職場を変えさせられた」と受け取り、さらに絵里子さんを恨みようになった。

 咲被告と絵里子さんの不仲などから、同年7月16日、咲被告の家族は富士見町内のアパートに引っ越すことになったが、同日、咲被告と絵里子さんは口論し、咲被告は激高し、絵里子さんの顔面を拳で数回殴打した。

(2)咲被告は絵里子さんと別居した後も、一方的に絵里子さんへの憎しみの感情を募らせ、同年7月下旬、駐車場に止められていた絵里子さんの車に傷を付けた。

 また、咲被告は「絵里子の私物が紛失するのは絵里子の自作自演ではないか」などと疑い、いつかそれを暴いてやろうとも考えていた。

 咲被告は同年10月上旬、富士見町の実家に行った際、玄関の表札から咲被告の名前だけが外されていることに気づき、それについても絵里子さんがやったものと疑い、絵里子さんに対する憎しみをさらに強めた。

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