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【法廷から】晩年汚す3度の痴漢 (3/3ページ)
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こうした被告の言動を、裁判官は強い口調で非難した。
裁判官「あなたは平成17年に2度、迷惑防止条例違反で起訴されて、罰金30万円と50万円の判決を受けてますね。50万円の方は支払えず、労役場に行っている。その間、何を考えていたんですか?」
被告「気持ちでは反省していたが…」
裁判官「病気でしょ?」
被告「自制心が弱かった」
裁判官「こんなに繰り返すのはどこかおかしいんでしょ。今、この法廷にいる人たちは、あなたよりはるかに若い。その人に諭されて、どういう気持ちがしますか?」
被告「情けないです」
裁判官「60年以上生きてきて、晩年汚してどうするつもり? 3件とも60越えての事件ですよ。(痴漢が)少しくらいなら許されるなんて、あるわけないでしょ。思慮分別のない未成年の子供じゃないんだよ。60歳超えた人間がそんなこと言っていいの? 悪いことしたら神様が見てるんですよ。そんな当たり前のこと裁判所に言わせたらダメだよ」
被告は頭を垂れたまま、裁判官の言葉を聞いていた。検察側は「真の反省がなく再犯する可能性が極めて高い」と、懲役4月を求刑した。
判決は31日に言い渡される。(末崎光喜)