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【法廷から】晩年汚す3度の痴漢 (1/3ページ)
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人間たるもの、年を取ったら、それ相応の分別を持つものと思っていた。しかし、刑事裁判を傍聴していると、齢を重ねることで自分をコントロールする力まで衰えてしまったのか、と思うような事件もある。
東京地裁で24日開かれた、電車内で痴漢をした男性被告(64)の初公判も、その一つだった。
被告は平成19年11年17日夕、JR日暮里駅から常磐線に乗車し、混雑した車内で、少女(17)の尻を触わったとして、東京都迷惑防止条例違反の罪に問われた。罪状認否で被告は「間違いございません」と容疑を認めた。
検察側の冒頭陳述によると、被告は帰宅するため常磐線に乗車。車内は混雑しており、右斜め前に立っていた少女の右ふとももを、電車の揺れに合わせて、右手の甲と指で触った。5分間耐えていた少女が意を決して右手をつかむと、被告は「カバンが当たっただけ」と言い逃れようとした。だが、少女が南千住駅で被告を駅員に突き出そうとすると、被告は足を踏ん張り、下車を拒んだ。少女は乗客と力を合わせて被告を降ろし、駅員に引き渡した。