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長崎市長射殺事件初公判 被告「心からおわび」と謝罪
このニュースのトピックス:刑事裁判
長崎市のJR長崎駅前で昨年4月、市長選の選挙運動中だった伊藤一長市長=当時(61)=を射殺したとして、殺人や公選法違反などの罪に問われた暴力団幹部、城尾哲弥被告(60)に対する初公判が22日、長崎地裁(松尾嘉倫裁判長)で開かれた。城尾被告は罪状認否で「起訴状に書いてあるのはその通りです」と起訴事実を認めた上で「伊藤市長と遺族には心からおわび申し上げます。判決は真摯(しんし)に受け止めます。日々合掌をして冥福(めいふく)を祈っています」と謝罪した。
選挙期間中に現職市長が、多くの通行人の前で射殺された衝撃的な事件は、暴力団犯罪の取り締まりや行政対象暴力への対処方法、銃規制の在り方などをめぐって大きな議論を呼び、暴力団による組織的な銃刀法違反の厳罰化にもつながった。
城尾被告は、市道工事現場で自分が起こした車の物損事故をめぐる対応や、資金源だった建設会社に対する融資拒否などで長崎市への不満を募らせ、伊藤市長が4選を目指して出馬の意向を示した昨年2月ごろに殺意を抱いたとされる。
起訴状によると、城尾被告は昨年4月17日午後7時50分ごろ、長崎市大黒町のJR長崎駅前で、遊説を終えて選挙事務所に戻ろうとしていた伊藤市長を背後から拳銃(けんじゅう)で2発撃ち、殺害した。
城尾被告には争点を絞り込む公判前整理手続きが適用。初公判を含め6回の公判が予定されており、3月19日に結審。判決は早ければ4月にも言い渡される見通し。
長崎市では平成2年にも当時の市長、本島等さん(85)が右翼団体幹部に銃撃され、重傷を負っている。





