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【列島深化論】藤原義則 司法通訳の現場 中国語話せる警官を (1/3ページ)

2008.1.21 08:23
このニュースのトピックスミャンマー情勢

 昨秋、だんじり囃子(ばやし)で賑(にぎ)わう大阪府岸和田市沖の大阪湾に男性遺体が浮いた。師走、カメルーン人の元調理師と判明、大阪府警は金銭トラブルの相手、シリア人とエジプト人を死体遺棄容疑で指名手配した(国外逃亡済み)。周囲に「金を返さない奴(やつ)、ロープでグルグル巻き」と漏らし、荒っぽい手口だった。そこに大阪弁の介在する余地はない。

 「犯罪白書」によると平成17年、国内で外国人事件の起訴人員は、計1万6730人。広く世界を網羅している。当然、公判では司法通訳(通訳人)が付くが、ヘブライ語、ミャンマー語、ウルドゥー語まで幅広い。近年は「スリランカ人犯罪が急伸中」と京都府警。シンハラ語、タミール語の通訳たちが忙しい。

 今年は名作『赤毛のアン』(L・M・モンゴメリ)が発表されて100年。カナダのプリンス・エドワード島を舞台に少女、アン・シャーリーが活躍する物語は世界22カ国語で翻訳されている。日本の外国人犯罪は、グローバルな展開において、すでにアンを超えた。自慢にもならないが…。

 もっとも数では、中国人が他を圧倒する。6651人と3分の1強だが皆、北京語が通用するわけではない。広東、福建、台湾、上海語などに分かれる。「この分野、英語は今や少数言語です」と京都産業大学外国語学部の関光世講師は言う。司法通訳でもある。

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