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原告団と国、和解基本合意書に調印 薬害肝炎訴訟 (1/2ページ)
薬害肝炎問題をめぐり、国と薬害C型肝炎訴訟の原告団は15日、和解の枠組みを定めた基本合意書に調印した。原告らはその後、首相官邸で福田康夫首相に面会。首相は「行政を代表しておわび申し上げます」と国の責任を認めた上で、原告らに謝罪した。
平成14年の提訴から5年あまりを経て、全国10カ所の地裁、高裁で約200人が係争中の訴訟は順次、和解手続きに入る。早ければ来月7日にも大阪高裁で最初の和解が成立する見通し。ただ、製薬企業の責任や、1万人といわれる感染者のうち200人以外のどこまでに救済対象を掘り起こせるかは今後の課題となる。
基本合意書は、国の責任について「国は薬害が生じ、被害の拡大を防止し得なかったことについての責任を認め、心からおわびする」と記載。その上で、問題を検証する第三者機関の設置や、被害者と厚生労働省が定期的に協議をする場を設けることなどが記された。
厚労省で行われた調印には全国から集まった原告ら約100人が立ち会った。官邸で原告らと面会した福田首相は、「薬害の再発は防がなければならない。肝炎患者の総合的対策もしっかりやっていく」と述べた。
全国原告団代表、山口美智子さん(51)は「病気を抱えた者が動かなければ国が動かないようなことは、これを最後にしてください」と訴えた。
「険しく細い道から、ようやく頂上に登れた」。薬害肝炎訴訟で国との基本合意書に調印した15日。原告団は舛添要一厚生労働相と固く握手を交わし、福田康夫首相から「これまで大変、ご苦労をされた」とねぎらいの言葉を受けた。自らの病と、責任逃れを続けた国との2重の闘いに“勝利”した瞬間だった。原告たちにようやく笑顔が戻った。
15日夕、厚労省の講堂で行われた調印式。100人以上の関係者がかたずをのんで見守る中、全国原告団代表の山口美智子さん(51)は合意書を開いた瞬間、緊張で思わず手が止まった。すかさず、隣に座った原告が署名欄を指差して、山口さんは慎重にサインした。