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【衝撃事件の核心】法廷暴行常習男の言い分「検事の偉そうな態度が嫌いや」 (1/2ページ)
「気に入らん刑務官がおらんかったから、きょうは暴れなかった」。大阪地裁で10日に開かれたある刑事事件の初公判。法廷内で刑務官に暴行したなどとして、公務執行妨害などの罪に問われた韓国籍の無職、文正博被告(45)はこう言い放った。文被告はこれまでにも3度、法廷で傷害事件を繰り返した常習犯。事件を起こしては、その公判でまた暴れて起訴される。その2年間の軌跡を振り返った。
平成18年1月13日
この日午前9時55分ごろ、大阪地裁の5階にある502号法廷が突然の混乱に陥った。傷害と器物損壊の罪に問われ懲役4年の実刑判決を言い渡された被告がその直後、いきなり検察官の机に飛び乗り、顔を蹴るなどの暴行を加えたのだ。それが、文被告だった。
文被告が問われていたのは、そもそも留置場で別の容疑者を殴った罪だったのだが、今度は検察官への傷害と公務執行妨害の罪で起訴されることになった。
同年3月28日
1月の検察官への傷害事件の初公判。文被告は罪状認否で起訴事実を認め、おとなしく座っていた。被告人質問では「(検察官の)顔としゃべり方が腹立った」「反省してへん。謝る気持ちがあるんやったら、初めからせえへん」などと供述した。
ところが被告人質問が終わった午後1時半ごろ、今度は隣に座っていた刑務官に対し「おまえらもじゃ」と叫びながら殴りかかった。床に飛び散る血。文被告はすぐに4人の刑務官に取り押さえられ、退廷を命じられた。被告不在のまま、検察官が懲役2年6月を求刑して結審した。
同年4月18日
この日開かれた検察官への傷害事件での判決公判では、過去2回の事件を踏まえ、異例の厳戒態勢がとられた。
通常の公判では2、3人しかいない刑務官が9人、被告をぐるりと取り囲む。さらに、傍聴席にも職員7人を配置。“凶器”になりかねない証言台のいすやマイクも撤去された。裁判官は「動かないようにね」と念を押してから、懲役2年4月の実刑を宣告。「感情に走らず、もう少し考えてから行動するようにした方がいい」とたしなめたが、被告はうつむいたままだった。