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「真の全員救済を」C型肝炎患者21世紀の会代表 (1/3ページ)
薬害肝炎被害者を「全員一律」で救済する特別措置法が11日、成立した。提訴から5年以上もの間、責任を認めない国や製薬会社と闘ってきた原告らはその瞬間、歓喜に包まれたが、不安な思いをぬぐい去れない患者もいる。医師の投薬証明やカルテがないため原告になれず、法案の救済対象からはずれる人たちだ。そんな患者らでつくる「C型肝炎患者21世紀の会」代表の尾上悦子さん(71)=京都市=は「救われるのはひと握り。真の『全員救済』を実現してほしい」と訴えた。
尾上さんは平成元年、京都市内の病院で子宮筋腫(しゆ)の手術を受けた後、体がだるく感じるようになった。病院では更年期障害などと診断されるだけ。しかし8年、じんましんが体中にできたため血液検査をした結果、C型肝炎に感染していることを知った。
どこで感染したのかを特定できないまま、治療を始めた。14年、薬害肝炎患者たちが初めて大阪、東京両地裁に集団訴訟を起こしたが、薬害の確証がなく原告団には加われなかった。それでも患者同士の情報交換を目的に15年3月、同会を立ち上げ、原告らとともにビラ配りをするなど支援活動を続けた。

