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【法廷から】検事が携える粋な風呂敷 (1/2ページ)
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東京地裁で刑事裁判を傍聴していると、必ずといっていいほど検事が同じものを携えて入廷することに気付く。それは、風呂敷。東京地検の検事は、今も昔も公判資料を同じ風呂敷に包んで公判に臨む。
今どき風呂敷? なぜそんな前近代的なものを使っているのか、素朴な疑問がわいてきた。
東京地検総務部によると、その理由は「便利だから使っています」と極めてシンプルだ。風呂敷を使えば複数で重たい資料を一まとめにして運べ、資料の大きさに合わせてサイズを調整できたり、裁判所に資料を提出した後に折りたたんで持ち帰れるといった便利さがあるという。
風呂敷は縦90センチ、横90センチと若干大きめなサイズ。市販はされていないが、東京地検では破れたりすり切れたりすると業者に発注する。素材は綿とポリエステルのものがあり、手触りは非常に気持ちいいし、ちょっと引っ張っただけでは破れそうにない丈夫な代物だ。色は紺色で右下に「東京地検」という白色のロゴ、中央には黄色い「五三の桐」が描かれ、四隅には黄色で抜いた中央と同じ桐模様がデザインされている。

