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「裁判傍聴」に意外な人気 裁判員導入効果?

2007.12.30 20:58

 裁判の傍聴に人気が集まっている。東京地裁が開いている裁判傍聴つき見学会の平成19年の参加者は、5年前の14年から約5000人増の約2万4000人に上った。最高裁のまとめでは、18年の全国の裁判所見学会には25万人を超える人が集まり、14年から6万人以上増えている。東京地裁では刑事裁判傍聴の人気が高く、裁判員制度が21年5月までに始まるのを前に、関心が高まっていることが理由のようだ。

 裁判は原則、誰でも申し込みなしで自由に傍聴できるため、一般傍聴人が何人来ているかを把握するのは困難。裁判所は団体を対象に見学会を実施しており、見学会の参加者数をまとめている。

 東京地裁での見学会は、刑事、民事それぞれの裁判を対象に、傍聴と裁判官らによる解説がセットになっている。刑事裁判の見学会では、裁判員制度の説明がつく。参加者は、14年は約1万9000人。ピークは17年の約3万1000人で、今年は2万4000人だった。やや減った最大の要因は民事裁判の傍聴希望者の減少という。17年には約1万5000人だったが、今年は約9000人にまで落ち込んだ。

 一方、刑事裁判の見学会は堅調だ。14年の約1万人が、昨年は約1万8000人に増加。今年は約1万5000人に減ったが、東京地裁は「裁判所外で裁判員制度の説明会を積極的に開催しており、見学会に参加する必要がなくなったからではないか」と説明する。

 実数の把握ができない一般傍聴人については、裁判官は増えているとの印象を強くしている。

 東京地裁の池田修所長は、「普通の窃盗事件など、『なんで?』と思う事件でも傍聴人が来ている」と話す。その上で、池田所長は傍聴人が増えている理由を「裁判員制度のスタートを前に、自分も裁判員になるかもしれないので裁判への関心が高まっているのではないか」とみている。

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