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「時効殺人」足立区長が教諭宅弔問 和解成立で
このニュースのトピックス:民事訴訟
東京都足立区立の小学校で1978年、教諭石川千佳子さん=当時(29)=が同小の元警備員の男(71)に殺害された事件をめぐる民事訴訟で遺族との和解が成立したことを受け、近藤弥生・足立区長が23日、北海道小樽市にある石川さんの実家を弔問に訪れた。
石川さんや家族の写真が飾ってある居間の隣にある仏壇前で、近藤区長は「長い間、土の中にいた石川さんのことを思うと、申し訳なかった」と手を合わせた上で「足立区の子どもたちのため尽力されたことに感謝します」と頭を下げた。
対応した石川さんの弟憲さん(56)と雅敏さん(54)は「区長自ら訪問していただき、姉の無念も少しは晴れたのでは」と話した。
男は78年8月、石川さんを殺害した後、遺体を自宅床下に埋めた。区画整理事業で立ち退きを求められ、26年後の2004年に自首したが、殺人罪の公訴時効が成立しており、起訴されなかった。
遺族が男と区に損害賠償を求めた訴訟の1審判決で男に対しては慰謝料など計330万円の支払いを命じたが、区への請求は除斥期間(権利の存続期間)の20年が経過したとして棄却され、遺族が控訴。東京高裁で20日、区が2500万円の和解金を支払い、哀悼の意を表することなどを条件に和解が成立していた。男に対する訴訟の判決は来年1月に言い渡される予定。

