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【冒頭陳述=弁護側(1)】「逃げようとする歌織被告をテープで縛った」 (1/2ページ)

2007.12.20 14:11
このニュースのトピックス裁判記録
初公判での三橋歌織被告。被告席で係官にはさまれ、法廷でのやりとりをじっと聞いている=昨年12月20日、東京地裁(イラスト・成冨淳二)初公判での三橋歌織被告。被告席で係官にはさまれ、法廷でのやりとりをじっと聞いている=昨年12月20日、東京地裁(イラスト・成冨淳二)

 歌織さんは祐輔さんを殺害してしまいました。

 妻が夫を殺すという痛ましい事件。どうして殺害したのか、何があったのか、それを明らかにします。

 結婚当初から、歌織さんは祐輔さんから肉体的暴力などのDVを受けていました。祐輔さんは自由にしてくれませんでした。逃れるために犯行を犯したのです。

 2人は平成15年3月に結婚。結婚前から暴力があったが、結婚後、DVはさらに進みました。歌織さんが電話をしていると、電話を取り上げ顔を殴られることもありました。

 東京都品川区のマンションに引っ越した際、水道の手続きを行っていなかったため、顔を殴られ、倒されて首を絞められました。日常的にDVは行われ、逃げようとする歌織さんをベルトやテープで縛りました。また逃げ出さないようにクレジットカードを折りライターで焼き、かばんや服も切り刻まれました。

 直接的暴力だけではなく、監視も。

 祐輔さんは仕事中にも、電話やメールでどこで何をしているのか追及しました。歌織さんが「買い物している」と言っても信用しなかった。外出中に周囲の風景の写真を撮ってメールで送るよう命令されました。

 家に帰ると祐輔さんは歌織さんの体のにおいをかぎ、たばこのにおいがすると、暴力をふるわれました。祐輔さんが帰宅する前に風呂に入ると「怪しい」と言われ、また暴力をふるわれました。祐輔さんは朝帰りが多かったので、風呂に入る時間もなかった。朝起きて化粧していても暴力を振るわれました。

 日常の全てで暴行を恐れ、緊張し、眠れない日々を送った。祐輔さんの帰宅を恐怖に感じていました。

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    初公判での三橋歌織被告。被告席で係官にはさまれ、法廷でのやりとりをじっと聞いている=昨年12月20日、東京地裁(イラスト・成冨淳二)
    【初公判】法廷に入った三橋歌織被告=昨年12月20日、東京地裁(イラスト・成富淳二)
    三橋歌織被告
    殺人容疑で再逮捕、送検された時の三橋歌織被告
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